とみペンパパのサラリーマン投資録

投資初級者がサラリーマン投資家を目指すブログです。

損切り:トルコリラ円(スワップ運用のお試し結果)

投資ブログ(主に株式)始めて最初の記事で、FXしかも損切りの話をするのはどうかと思いますが、ちょうどこのタイミングだったので書いておきます。

 

資産運用するにあたって一番大事なのは資産管理、とどこかで読みましたが、投資を始めて少ししてから資産管理(配分)を考えながらやっています。大まかにいうと、現状は個別株式50%、投信(株+債権)20%、FX10%、現金15%、そして外貨預金5%くらいの配分になっています。FXはトライオートFXで半分試験的に運用を始めていますが、その話はまたいずれするとして、今日は外貨預金の話です。

 

外貨建てで資産を持つ目的は、インフレリスクのヘッジのため。もう少し外貨建ての割合を増やしたいと思ってはいますが、外国株に投資する勇気もスキルもないのでもう少し先かな。現状、アメリカでダイレクトにUSDをおろせる利点もあり銀行の外貨普通預金として資産の一部を持っていますが、コロナで円高気味なのもありもう少し割合を増やそうかと思ったのですが、銀行の外貨預金はスプレッド(手数料のようなもの)が大きすぎて、往復すると2円くらい、1ドル105円とすると1.9%も損するわけなので、何かもう少しいい外貨の持ち方はないかな~といろいろ調べてみました。すると、なんとFXで持つのがスプレッドも小さく条件次第でスワップ金利差で発生する利子みたいなもの)ももらえるとのこと。(かつて銀行に預けたときはあまり考えずに預けちゃってたのですが、投資を始めていろいろ勉強するとこういうところにも気づけるようになりますね)

かつてFXにはちょっとだけ手を出したことがありますが、ギャンブルっぽさが強くデイトレ向きと感じ、本業の仕事も多忙だったので自分には向いてないと思いやめてしまったのですが、外貨預金としてのFXならありかもなあ、と思い、お試しでLIGHT FXに口座開設し数万円だけやってみることにしました。

 

目的はあくまで外貨預金として使えるか、ではありますが、試験運用も兼ねてということなので、リスクの低い米ドル円を半分、高スワップ南アフリカランド円、トルコリラ円を1/4ずつくらいの割合で買ってみたのが8月の終わりころの話。

 

そこから1ヶ月程度様子を見ましたが、USDはスワップ累計が23円、実効レバレッジを3倍程度として計算すると、年率相当0.72%くらいの利益ですね。もちろん値動きによって含み損益が発生しますが、長期で考えれば無視できるとすると、まあ日本の定期預金よりはだいぶましって感じでしょうか。ZAR(南アランド)は、173円のスワップ、年率相当8.6%(実効レバレッジ2倍で計算した場合)となり、かなり効率よいですね。ただし、南アも決して経済状況がよくはなく、下落していくリスクもあることは認識しておく必要があります。

 

で、問題のTRY(トルコリラ)ですが、こちら10年前には60円を超えていたのが、直近は14円ほどまでと右肩下がりに下落を続けています。それはわかっていたものの、ここ最近値下がりが落ち着いてきていたため、もしかしたらスワップでそれなりに相殺できたりするかも?と思いお試しで買ってみたのですが、やはりこの1ヶ月でも下落傾向は変わらず、14.35円で買ったのが13.6円前後まで下がっています。しかもスワップも155円、年率相当8.0%(実効レバレッジ2倍)とZARに劣る結果になったため、損切りすることにしました。まあ、買った金額も少ないので数千円の損切りではありますが。

 

ということで、スワップ目当ての外貨預金としては、やはりUSDが安定のようです。(わかってはいましたがw)。ZARは実効レバレッジを2倍程度にした運用でも年率8%程度の利益を見込めますが、南アの経済状況を考えると下落による元本目減りリスクは決して小さくなく、8%には正直見合わない気がします。8%程度であれば、株式インデックス投信などに入れておいた方がよほどリスク低く稼げるでしょう。

 

ただ、そもそものFX(外貨預金)の目的がインフレリスクのヘッジなので、円安になればZARもそれなりに上がる可能性は高く、当面は含み損を抱えたままでも気にせず持ち続けるのでもよいかもしれず、ZARについては今後の値動きをもうしばらく様子見してみようと思います。